私は昔から紙の香りと手触り、それに合わせてインクの印刷の香りが好きで、雑誌やパンフレットなどの紙媒体のものが大好きです。その影響で紙物デザインについて主に学んで触れてきました。
今回はおうちでできる印刷術や紙についてまとめていきます。
まず、紙の重さ。もちろん紙にも重さがあります。しかし、ただ1枚あたり何グラムと言い表すのではなく、坪量や連量を用います。坪量は1m²当たりの用紙の重さを表します。連量は1000枚の紙を重ねた時の重さで、キログラムとなります。印刷所や紙屋さんではこちらの連量を目にすることが多いです。
例えば、よく使用するコピー用紙といった紙の厚さが0.1mmほどの紙は70kg。CDジャケットなどの少し厚みのあるものは0.2mmほどで130kg。数字で見るとかなり差があります。
例えばこちら。私が制作しているzineなのですが、こちらは光沢紙で薄いものを使っています。厚さは大体90kg。
こちらは私のカードなのですが、同じ光沢紙でも厚いものを使っています。ですので重さは220kg。触ってみるともちろん質感も違いますし、紙を意識すると「それっぽさ」も出るのでおすすめです。
作るものによって紙の厚みを変えると思うのですが、おうちで印刷する時は、プリンターによって合わせなければいけません。もちろん、インクやプリンターの機種選びも大切です。私は家でキャノンもエプソンも使用しているのですが、書類作成など文字メインで印刷する時はキャノン、写真やデザインしたものを印刷する時はエプソンが綺麗に仕上がるような印象です。
自宅用プリンターでも専用の用紙を使うことでオリジナルのステッカーや名刺を作成することができます。スマートフォンからそのまま印刷できるものやスキャンができるものなど機能も様々ですので、ぜひチェックしてみてください。